阪神・佐藤輝 森下、大山に続いた主軸大トリ2点打!七回も出た今季初1試合3打点 通算250打点「いい流れが来てるのかな」

 2回、2点適時二塁打を放ち、塁上でポーズを決める佐藤輝(撮影・中田匡峻)

 「阪神15-2中日」(20日、甲子園球場)

 俺も負けてたまるか、と言わんばかりに強振した。阪神・佐藤輝明内野手が森下、大山に続き、クリーンアップの大トリで2点適時二塁打。「結果が出たんで良かったです」。中日にトドメを刺すような一打を放ち、聖地の熱気を最高潮まで高めた。

 5-2の二回2死一、三塁。梅野の初球147キロ直球を捉えた。「しっかりつないでいけた」と右翼線への強烈な打球。二塁上で右手を突き上げた。これで通算250打点。「もっとチームのために打点を挙げられるように頑張ります」。中軸としての自覚が言葉としてにじみ出た。

 七回2死一、二塁でも左前打で今季初の1試合3打点。前を打つ2人が上り調子なだけに「いい流れが来てるのかなと思いますけど」。置いていかれてはいけない。2本の適時打に存在感はたっぷりあった。

 18日の巨人戦(甲子園)ではサヨナラ打を記録し、3試合連続安打中。「クリーンアップというか、もっと全員で打っていけたら。明日以降も点を取れるように頑張ります」。首位猛追の勢いを加速させた男が、首位浮上にも導く。

© 株式会社神戸新聞社