「阪神15-2中日」(20日、甲子園球場)
サウスポー相手でも関係ない。代走で途中出場の阪神・前川右京外野手が少ない好機を生かした。8-2の六回2死二、三塁。橋本のスライダーをしぶとく右前へ運んだ。「きれいな当たりじゃなかったですけど、何とか左投手から打てて良かった」。左腕との今季初対戦で初打点。岡田監督を「また左でもいこうかなという気になりますね」とうならせた。
さらに、八回2死一、二塁では右中間への2点適時二塁打。「今までずっとチャンスで打ててなかった」と試合前まで得点圏打率・000だったが、プロ初の4打点。21日の相手先発は左腕の松葉だが、先発起用の可能性も十分にありそうだ。
スタメンでも途中出場でもやることは変わらない。「出させてもらったところで、これからも仕事ができるように準備します」。打率も再び3割超え。今後も大仕事をやってのけそうな予感だ。