〝禁断の移籍〟フィーゴ氏 豚の頭事件CMに出演…クラシコ前に「物議を醸している」

レアル・マドリード時代のフィーゴ氏(右=2002年)

世界を驚かせた元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏(51)の事件を〝パロディー〟にしたCMが大きな話題となっている。

スペイン1部で「クラシコ」と呼ばれているレアル・マドリードとバルセロナの対戦を前に、両クラブに所属したフィーゴ氏はスペイン「Uber Eats」のCMの出演し「20年以上前あの運命の試合以来、ほとんどすべてが私に投げつけられてきました。私がいなくてさびしい皆さん、もう私が子豚を食べるためにコーナーに立つのを待つ必要はありません。ウーバーイーツがあるからです。ほとんどすべてのことをお願いできることはすでにご存じでしょう」と語った。

フィーゴ氏は2000年7月、バルセロナからRマドリードに禁断の移籍。バルサファンが激怒し、フィーゴ氏が経営する日本料理店を破壊するなど大暴れ。同年10月の「クラシコ」で対戦時には激しいブーイングを浴びせ「守銭奴」とののしるなど反発を強めた。さらに02年11月の対戦時にはCKを蹴ろうとしたフィーゴ氏に対し、なんと子豚の頭を投げ付けるなど、世界を驚かせるハプニングも起きた。

この事件を同社のキャンペーンで〝オマージュ〟した。フィーゴ氏はCM内で「このクラシコを祝うために、私のお気に入りの料理(子豚のカリカリロースト)を用意しました。もちろん、試合に行くなら、子豚は家に置いてきてください」と締めくくったという。

このCMは同社の公式X(旧ツイッター)で公開されている。フランスメディア「20MINUTOTOS」は「ルイス・フィーゴは物議を醸すウーバーイーツの広告に出演し、すでに(クラシコ)雰囲気を盛り上げている」と伝えている。

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