渋野日向子 今季初の予選突破インタビュー後に…岡本綾子が思案「私が渋野だったら…」

今季メジャー初戦で予選をクリアした渋野日向子

女子ゴルフの渋野日向子(25=サントリー)が、米ツアーメジャー初戦「シェブロン選手権」2日目(19日=日本時間20日、テキサス州のカールトンウッズ・クラブ=パー72)、69で回って通算1オーバーの49位で今季初の予選突破を果たした。

4戦連続予選落ちと苦しんでいた中での決勝ラウンド進出に、試合を中継したWOWOWのインタビューで「これまでしんどかったけど、やっと今年のスタートラインに立てた感じ。まだこれから続きますし、ちょっとでもこれを自信にして頑張りたい」などとコメントした。

このインタビューを受けて、こんな一幕があった。中継の解説を務めた〝レジェンド〟岡本綾子(73)は「私が選手だったら『初めての予選通過ですね』みたいなことを言われたら、逆に沈んでしまいます。選手は一生懸命やっているんだから。(初めての予選通過と聞くのは)しょうがないでしょうけど」とインタビュアーに理解を示しつつも、選手目線でコメントした。

さらに「私が渋野だったら(初めての予選通過と聞かれたら)なんて答えるだろう。『うーん』で終わっちゃう。聞いてくれるなよ、みたいな」。この「うーん」という言葉に実況の工藤三郎アナウンサー(70)はピンときたのか「かつて怖かった岡本さんを思い出しました」と恐縮していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社