【新日本】鷹木信悟 曙さんとの思い出胸にV1戦へ「ゲイブ・キッド?名前の通り子ども扱いしてやる」

ゲイブ・キッド(左)に肉弾戦を挑んだ鷹木信悟

新日本プロレス20日の東京・町田大会で、NEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)が、心不全のため死去した大相撲の元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)との思い出を振り返った。

5月4日福岡国際センター大会ではゲイブ・キッドとのV1戦に臨む。この日は内藤哲也、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIと組んで、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のゲイブ、デビット・フィンレー、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニー、外道組と対戦。ゲイブと激しい肉弾戦を展開する。最後は外道にパンピングボンバーをさく裂させ、内藤の勝利をアシストした。

新シリーズ開幕戦で好スタートを切った鷹木は「オイ、ゲイブ! いよいよ開戦だな。お前の強烈なTボーンステーキだかTボーンスープレックスだかわかんねえけど、あの技、効いたぜ。目が覚めたよ」とニヤリ。「福岡まで毎日ケンカしようぜ。お前、英語でまくしたてたな。ジャパニーズスタイルの、ヤマトスピリットだの…バカ野郎、俺に大和魂を語ろうなんて100年早いんだよ」と挑戦者を挑発した。

この日の大会前には、新日本マットでも活躍した曙さんの追悼セレモニーが行われた。鷹木は「横綱と言えば。俺は2013年5月、ちょうど11年前に山梨で対戦している。ほとんど何も技が通用しなかったが、2つかけれたのはブレーンバスターとこの右腕、パンピングボンバーだ」とドラゴンゲート時代の対戦を振り返りつつ「この右腕も大事に使っていくからな。あの230キロの横綱と試合したんだ、ゲイブ・キッド? 名前の通りお前なんか子供扱いしてやるからな。とにかく、今日から開戦だ。やってやるって」と豪語。福岡決戦に自信をのぞかせていた。

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