【WWE】イヨ・スカイ 特別観覧席で〝悪態〟連発! 宿敵ベイリーの醜態にアスカも小躍り

観客席でインタビューを受ける(前列左から)イヨ・スカイ、ダコタ・カイ、(後列左から)カイリ・セイン、アスカ(©AbemaTV, Inc.)

WWE悪ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイ&アスカ&カイリ・セインが、復権に向けて動き出した。

プロレスの祭典「レッスルマニア40」では、初日(6日)にWWE女子タッグ王者のアスカ&カイリとダコタ・カイの悪女トリオが、ビアンカ・ベレア&ナオミ&ジェイド・カーギルに完敗。2日目(7日)には、イヨが元ユニットリーダーのベイリーと大熱闘の末に敗れ、WWE女子王座から陥落した。

19日(日本時間20日)のスマックダウン(ペンシルベニア州ピッツバーグ)メインでは、新女子王者ベイリーがナオミを相手に初防衛戦。ダメージCTRLの4人は、会場の特別観覧席でふんぞり返っていた。インタビュアーのカイラ・ブラクストンが「ダメージCTRLと元WWE女子王者のイヨ・スカイです。イヨ、この試合を特別に見たいと思った理由は何ですか?」と尋ねたところ、イヨの目つきが鋭くなった。

ダコタが「元王者? 元だって? 失礼だわ」とキレ出して、イヨの代わりに「イヨがすぐにでも王座を取り戻しにいく」とベルト奪回を宣言。その上で「ここにいるあんたもバカな客も、ダメージCTRLがWWEで最も支配的な力があると忘れたの? カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ)が、まだWWE女子タッグ王者であることに変わりはないのよ」などと、まくし立てた。

ここでジェイドの入場テーマが鳴り響き、ビアンカとジェイドが、何と悪女ユニットの隣のブースに登場。先週にはカブキ・ウォリアーズのWWE女子タッグ王座に挑戦を表明しており、2人に近寄ってベルトを指さした。アスカとカイリも負けじと、ベルトを掲げて誇示し、対抗した。

ダメージCTRLの4人はビアンカ&ジェイドと隣同士のブースに座って女子王座戦を観戦。ベイリーとナオミは真っ向勝負を繰り広げて激闘となったが、場外乱闘となった際にティファニー・ストラットンが乱入。ベイリーにエルボーをぶち込んだ。これにより、ベイリーの反則勝ちとなり防衛に成功。ティファニーは構わず暴行を続け、ベイリーとナオミはダウン。最後はティファニーが、3段跳び月面弾プリティストムーンサルトエバーで2人まとめて圧殺した。

新星の強烈な示威行為となったが、KOされマットに横たわるベイリーとナオミを見たイヨは、満面の笑みだ。アスカも小躍りして喜んだ。イヨとともにダコタは「正直言って、あれは笑えたよ。あいつらは当然の報いを受けたんだから」と高笑い。アスカはカイリとともにタッグベルトを手に「ジェイド! ビアンカ! アホか、オラッ! 絶対、取れるわけないやろ! こいや、コラッ!」と日本語でわめき散らし、〝スーパーチーム〟を挑発した。

イヨはベイリーへの雪辱、アスカとカイリはビアンカ&ジェイドと王座戦。開戦のゴングは鳴ったようだ。

この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。

© 株式会社東京スポーツ新聞社