児童クラブ着いたかな…保護者の心配をアプリが解消 福井県内で導入広がり

タブレットにQRコードをかざし、入室する子ども=福井県坂井市の東十郷第一児童クラブ

 福井県内の放課後児童クラブ(学童保育)で、子どもの入退室管理や保護者との出欠連絡などに情報通信技術(ICT)を活用する取り組みが広がっている。保護者はスマホアプリで簡単に子どもの状況を確認できる一方、児童クラブの職員にとっては、書類作成などがなくなり「保育に充てる時間が増えた」と学童保育の質向上にも一役買っている。

専用QRコード

 坂井市の東十郷第一児童クラブ。平日は隣接する東十郷小の1、2、5、6年生計56人が利用している。

 午後2時半過ぎ、学校を終えた子どもたちが次々と児童クラブにやってきて、玄関に設置されたタブレットに自分専用のQRコードを読み込ませると「ピンポン」と入室が確認された合図音が鳴る。同時に保護者のスマホでも子どもの入室が確認できる仕組みだ。

 子どもたちは宿題を済ませ、遊んだりテレビを見たりして過ごした後、再びQRコードで退室チェック。お迎えにきた保護者と帰っていった。

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