8年目25歳の楽天・石原彪は「もっともっと打てるようになってくる」 プロ入り初猛打賞&3打点に解説陣も称賛

◆ 強振×思い切りは坂口氏のお墨付き!

楽天は20日、敵地での西武戦に8-2で快勝。「8番・捕手」でスタメン出場した石原彪はプロ入り後初となる猛打賞を放つなど5打数3安打3打点の結果を残した。

18日以来となるスタメンマスクを被った石原は、2回に迎えた最初の打席では二死から西武先発の隅田知一郎が投じた149キロの直球をはじき返し中安打をマーク。

第2打席と第3打席では凡退するも、同点に追いつかれた8回に一死一・二塁で迎えた場面ではまたしても直球を捉えて右中間を真っ二つに破る勝ち越し二塁打を放つ。さらに9回には二死三塁から三塁線を鋭く破る二塁打で2打席連続となるダメ押し適時打。守っても好リードで投手陣を引っ張り、西武打線を散発5安打2失点に抑える好アシストを見せた。

打って守って大活躍の一日を過ごした石原について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「もともとスイングの強い思い切りのいいバッターだった」と熱視線を浴びせた。

現在一軍では主に太田光との併用が続いており、スタメンの座を確固たるものにすべく日々奮闘しているが、「こうやってヒットを積み重ねていけばですね、ヒットを打つコツがわかってくると思う。もっともっと打てるようになってくる選手ですよね」と今後のさらなる飛躍を予感しつつ称賛した。

また同じく出演した斎藤雅樹氏も「昔は守備だけで良かったんですけど」と自身の現役時代を振り返って捕手論を切り出すと、「今はキャッチャーも打てる選手がすごく重宝されますから。打つ方もしっかりしないとなかなか使ってもらえないですからね」とコメントし、好守でこの調子を維持できるように発破をかけた。

開幕1か月ながら単独最下位に沈む楽天は、主軸の浅村栄斗や島内弘明らの調子が上がってこないだけに、得点圏でのポイントゲッターの到来が待たれていた。上位ではなく下位打線でチャンスをものにできる打者が芽生えてきた事は、チームにとって明るい材料となるだけに、引き続き石原の活躍に注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

【動画】自身初猛打賞&3打点で連敗ストップの立役者に!/4月20日西武戦の石原の打席ハイライト

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