「必死だった」武田修宏がキャリア終盤を回想。ヴェルディ含め5チームを渡り歩く「全て経験なので良かった」

元日本代表FWの武田修宏氏が、前園真聖氏の公式YouTubeチャンネルに出演。キャリアの終盤を振り返った。

【動画】武田修宏&前園真聖がキャリア終盤を語る
高校卒業後の1986年に読売クラブ(現・東京ヴェルディ)に加入した武田氏は、95年までヴェルディでプレー。Jリーグ初年度からの連覇など、クラブの黄金時代に主軸として活躍した。

その後、96年に磐田に移籍すると、ヴェルディを経て、京都、市原(現・千葉)、ヴェルディ、パラグアイのスポルティボ・ルケーニョでプレー。01年に3度目の復帰となったヴェルディで現役生活を終えた。

選手生活のラスト6年間で5チームを渡り歩いた武田氏は、「自分を必要とするチームがあったら行くべきだと思う」と語る。最初の移籍の際に、考え方を切り替えた。

「寂しい思いもあったけど、ヴェルディの武田じゃなくて、武田修宏のために頑張ろうって。いろんなチームに行くようになって。プロフェッショナルじゃないけど、自分のために頑張ろうって」

環境の急激な変化や所属チームが決まらない状況に陥るなど苦労もあったが、「今思うと、いろんなチームに行って、全て経験なので良かったと思う。当時は必死だった」という。

前園氏は、自身もブラジルや韓国など様々なチームでプレーし、“空白期間”も経験しただけに、「気持ちは分かりますね」と同調。「すごく自分のためになっている。良い経験ができた」と、武田氏と同様の見解を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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