「自然界隈」ってどこ? 「ガーチャー」って何? 2024年春、Z世代の新たな流行語2選

#自然界隈

「蛙化現象」や「てぇてぇ」など、Z世代を中心に新たな流行語が生まれては消えていく昨今。今年度も早速新たな流行語が誕生し、若い世代を中心にSNSと口コミの双方向から広がりつつあるといいます。今回は、SNS上と対面の場でそれぞれ流行中の新しいトレンドワードをご紹介します。

「了解→りょ」はもう古い いまどきの10代は「了解」をこう表現するらしいです

【#自然界隈】
山や川、キャンプなどの自然を楽しむ様子をおさめた画像を、SNSに投稿する際に付ける「ハッシュタグ」として広まった言葉です。現在、InstagramやTikTok上には、この「自然界隈」というハッシュタグが付けられた投稿が5000件以上もあり、若者たちが自然の中で休暇やアクティビティを楽しむ様子が伺えます。

この「界隈」という言葉、最近では、特定のコミュニティーや業界、音楽のジャンルや、アイドルやアーティストの所属する事務所など、自分の「推し」が属する場所を意味する“オタク用語”として使われることが多いそう。また、共通の趣味やカルチャー、よく出没する地域などがある者同士で構成されるコミュニティーを表す言葉としても使用されているといいます。

「#自然界隈」は、こういった「〇〇界隈」というオタク用語をもじったネットスラングとして、昨年頃からSNS上で見掛けられるようになった最新の流行語。ただし、このハッシュタグを使用したことがあるという若者の多くは、普段から自然を楽しむ過ごし方に馴染みが深いという訳ではなく、あくまで「今日はこんなところに来ています」といった軽い意味合いで使用することが多いそうです。

【それガーチャー!ほんまゴメンやで】
「そうなの?本当にごめんね」といった意味で使用される、新しい“ギャル語”です。テレビや雑誌などで活躍するギャルタレントの発言が発端となり、昨年秋から冬にかけて放送されたテレビドラマで紹介されたことなどをきっかけに、Z世代の若者たちに注目されています。

この言葉の使い方のポイントは、「それガーチャー!」と言いながら相手を両手で指差し、「ゴメンやで」で箇所では顔の前で手を合わせたのち、横から顔を覗かせるという身振りを付けて発言することなのだそう。テンション高めに明るく言い切ることで、“これで絶対に許される”というギャル流の明るい謝罪方法だといいます。

ただし、「ゴメン」という文言が入っているものの、真剣な謝罪の場で使用されることはなく、あくまで軽い謝罪や冗談めかしたニュアンスで繰り出されることが多い様子。さらに、「やで」という関西弁で使用される語尾で終わってはいますが、所在地域には関係なく使用されているようです。

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新型コロナが5類に移行し、さまざまな行動制限が解除されて久しい昨今。SNS上だけでなく、リアルな交流の場でも、新たな流行語が広まっていきそうです。

※ラジオ関西『Clip火曜日』2024年4月9日放送回より

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