公園にツリーハウス 熊本・山鹿市 地元木材使用 イベントPR

山鹿市中心部の湯の端公園に設けられたツリーハウス=11日、同市
山鹿市中心部の湯の端公園に設けられたツリーハウス=11日、同市

 熊本県山鹿市中心部のさくら湯前にある湯の端公園に、鹿北産アヤスギを使ったツリーハウスが再登場。シダレザクラを模した造花で彩られた姿が、観光客らの目を引いている。

 ツリーハウスはケヤキを囲むように設置され、2階部分の高さは約2・8メートル。夜間はライトアップされ、造花は今月下旬からフジに切り替わる。

 2月の竹明かりイベント「百華百彩」に合わせ、県鹿本地域振興局が地域の木材の需要拡大の一環として制作。終了後に撤去されたが、「街づくりに生かしたい」と民間が払い下げを受け、地元観光団体などでつくる実行委員会が3月末に再度組み立てた。

 市内のイベントのPRにも活用し、現在は20、21日の山鹿温泉祭の看板が掲げられている。実行委員長の高野誠二・山鹿温泉観光協会長は「みんなで協力して再設置がかなった。山鹿の元気なところを感じてほしい」と話した。(本田清悟)

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