特殊詐欺の発生を防ごうと、京都府八幡市にあるわかたけ保育園の園児が、近くの銀行などで高齢者に注意を呼びかけた。
府内では特殊詐欺の被害が相次いでいる。八幡市内では4月4日、女性（68）宅に「年金の過払い金がある」などとうその電話があり、149万円の被害に遭った。5日にも、市内の女性（65）が同様の手口で計61万円をだまし取られた。
園児30人は八幡男山郵便局と京都銀行男山支店前で、来店した高齢者に「ATMで還付金は詐欺」というメッセージやATMの利用限度額を引き下げる方法が記されたチラシを手渡した。「詐欺に気を付けてね」という呼びかけもあり、受け取った人たちは大きくうなずいていた。配布には、八幡防犯推進委員協議会男山支部のメンバーや京都府警八幡署員も参加した。
