仕事でトラブル、同僚を包丁で刺した男逮捕 神戸・中央市民病院内の維持管理会社

兵庫県警神戸水上署=神戸市中央区港島3

 職場の同僚を包丁で切りつけて殺害しようとしたとして、兵庫県警神戸水上署は20日、殺人未遂の疑いで、尼崎市の会社員の男(52)を現行犯逮捕した。調べに「殺されると思うくらいの恐怖を与えたかった」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は同日午後5時ごろ、神戸市中央区港島南町2の市立医療センター中央市民病院内で、会社の同僚男性(54)の肩を包丁(刃渡り約12センチ)で刺し、殺害しようとした疑い。男性は軽傷を負った。

 同署によると、2人は同病院の維持管理を担う会社の同僚。同日午後、仕事の進め方を巡ってトラブルになり、男はいったん帰宅させられた。だがその後、病院に戻り、スタッフの詰め所で男性の肩を後ろからいきなり刺したという。

 詰め所には当時、他に複数のスタッフがおり、男性と一緒に男を取り押さえた。

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