日本の紙幣の原料がネパールのヒマラヤの丘陵地帯で栽培されていた―米メディア

中国メディアの環球時報は16日、日本の紙幣の重要な原料がネパールのヒマラヤの丘陵地帯で栽培されていることを多くの人は知らないだろうとする記事を掲載した。写真はネパール。

中国メディアの環球時報は16日、日本の紙幣の重要な原料がネパールのヒマラヤの丘陵地帯で栽培されていることを多くの人は知らないだろうとする記事を掲載した。

記事が米ニューヨーク・タイムズの15日付報道として伝えたところによると、日本は、紙幣の印刷に使用してきたジンチョウゲ科の樹木の国内調達が、人口減少や気候変動などにより難しくなったことから、代替の原料を外国に求めるようになった。

日本のある大手印刷会社の社員が偶然、ネパールでジンチョウゲ科の樹木「アルゲリ」を発見し、代替の原料として日本に伝えた。

日本の紙幣印刷局は、綿密な研究の結果、ネパールのヒマラヤ一帯で育つアルゲリは、日本円の印刷に必要な紙の代替として十分な量があることを発見した。

アルゲリを栽培しているパサン・シェルパさんは、火を起こすのに使われるこれらの原料が日本に輸出されるとは思っていなかったし、それでお金がもうかるとも思っていなかったと話したという。(翻訳・編集/柳川)

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