大谷翔平は切り替え強調「皆必死にやっている」米メディアから3連敗&得点圏の質問攻め「変えないようにするのが変えたこと」

 試合後、取材に応じる大谷翔平(撮影・小林信行)

 「ドジャース4-6メッツ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースは今季初の3連敗。大谷翔平選手は「2番・指名打者」で出場し、2打数1安打3四球、1得点だった。

 大谷は今季初の4出塁&3四球、6試合連続安打で打率を・359としたが、3点を追う六回1死満塁の絶好機に空振り三振。本塁打は12日のパドレス戦で4号を放って以来、7試合ノーアーチとなり、日本人メジャーリーガー通算本塁打記録の更新は次戦以降に持ち越された。

 大谷は3連敗のチーム状況、21打数2安打(打率・095)と苦しむ得点圏での打席に関して、米メディアから質問攻めにあった。

 3連敗には「投打がかみ合ってないのはありますが、全試合粘っていますし、みんな必死になってやっているので切り替えていくしかない」と下を向かず。以前、ロバーツ監督から指摘された得点圏での打席に関して問われると、「変えないようにするのが変えたこと。全打席、どんなシチュエーションでも、自分のバッティングをどんな状況でも変えずにいければなと思います」とうなずいた。

 具体的に指揮官からどんな話があったかについては、「(得点圏では)単純にゾーンが多少広がってる。アグレッシブなのが悪いとかではないとかではなく、そのアグレッシブなゾーンが広がっている。スコアリングポジションでない場面は比較的しっかりできているので継続していこうと」と明かした。

 六回の三振は3点ビハインドの場面。投手が苦労しているなか、プレッシャーを問われ「ビハインドのチャンスはプレッシャーはかかるが、逆に多くのチャンスを作れているのは自信を持っていい。そこから先、数を重ねることで改善されることもあるので、個人個人のやり方次第かなと思います」と語った。

 3連敗で貯金は1に。チームの様子について「負けが込むと多少あるが、皆、必死に切り替えようとしていると思う。連敗かさむと暗くなることもあるので、全員でミーティングしたり、そういうことはやっている。早く切り替えて明日に臨むことが大事かなと思います」とした。

 チームは13残塁での敗戦。このことに「フラストレーション溜まるのはあるが、終わったことを引きずってても仕方ない。反省しつつ切り替えて明日に臨みたい」と語った。

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