水球部の国体優勝たたえる 四日市中央工高で記念碑除幕式 三重

【お披露目された鹿児島国体優勝記念碑】

 【四日市】三重県四日市市菅原町の四日市中央工業高校で20日、水球部の昨年の国体優勝をたたえる記念碑除幕式が開かれ、正面玄関前に設置した記念碑が披露された。

 水球部は昭和48年創部。同50年の三重国体で初代監督熊野識(さとる)さんのもと準優勝。その後監督のバトンを引き継いだ同校卒業生の川口智央さんが同部を率い、昨秋の鹿児島国体で悲願の優勝を果たした。

 記念碑は縦約80センチ、横約70センチの御影石製。令和3年6月に亡くなった熊野監督と、川口監督両名の手形と共に、「繋」の字が刻まれている。デザインは同校水球部1期生OBのアーティスト、大谷芳照さんが考案。令和3年3月の全日本ジュニア水球競技選手権大会と、同年8月の全国高校総体(インターハイ)の優勝記念碑に続き、3基目の設置となった。

 式では大谷さんが「OB250人以上の悲願を実現してくれた。これからも絶対に諦めない精神をもって夢を現実にしていってほしい」、川口監督が「選手一同で今後も記念碑を増やしていけるよう精進していきたい」とそれぞれあいさつ。

 同校水球部の松田弦皇主将(3年)は「国体で優勝という大きな目標を達成できた。次の自分たちの代でもこういった式を催していただけるよう努力していく」と意気込みを語った。

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