女子選手が堂々行進 古関裕而杯中学野球が開幕 福島市

選手を代表し、宣誓する福島アブレイズの佐藤主将

 野球殿堂入りした福島市出身の作曲家古関裕而さんを顕彰し、東京五輪のレガシー(遺産)を伝える「古関裕而杯第1回中学生女子軟式野球大会」は20日、福島市の信夫ケ丘球場などで開幕した。出場チームが「栄冠は君に輝く」のメロディーに合わせ、堂々と入場行進した。

 県北野球連盟の主催、福島市と福島民報社の共催。チーム数が少なく、活躍の場が限られる女子選手に試合や交流の場を設けようと創設された。開会式で、福島県から唯一出場している福島アブレイズの佐藤美妃主将(野田中3年)が「試合ができる喜びを胸に、仲間と共に一投一打に力を込める」と宣誓した。

 東北、北関東の6県9チームが、予選と順位決定の2段階のリーグ戦で競っている。初日は3ブロックに分かれ、信夫ケ丘球場、県営あづま球場、伊達市のエフコム大泉球場(ほばら大泉球場)で試合を行った。

 福島アブレイズは予選2位となり、最終日の21日、信夫ケ丘球場で行われる4~6位決定リーグに臨む。決勝リーグは県営あづま球場、7~9位決定リーグはあづま軟式野球場で行う。

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