「日韓戦で惨敗しても不思議ではない」大岩Jと戦うU-23韓国代表に母国メディアが辛辣指摘「中国戦は悲惨」「戦術が間違っている」【U-23アジア杯】

大岩剛監督が率いるU-23日本代表は4月22日、U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第3戦で、ライバルの韓国と対戦する。

すでに準々決勝進出を決めている両チームはここまで、2勝0敗、3得点0失点と成績は全く同じ。グループステージ首位通過を懸けた大一番となる。

そんななか、韓国のメディアからは自国代表のパフォーマンスに不安を感じている声も上っているようだ。

『スポーツ朝鮮』は、2-0で勝利した中国との第2戦について、「中国に敗北していても不思議ではなかった」と題した記事を掲載。「負けなかったのは幸いだった」と指摘している。

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「中国は日本との第1戦で、前半20分になる前に数的優位になっても敗北したほどパフォーマンスが深刻だった。そんな中国を相手に、しっかりと優勢に試合を進め、安定したパフォーマンスを発揮する姿を期待した。しかしファン・ソンホン監督のチームのパフォーマンスは驚愕だった」

同メディアは、中国に何度もチャンスを作られた点を懸念し、「選手個人の問題だけではなかった。戦術的な準備の方向性自体が間違っているように感じられた。選手同士の呼吸がまったく合う感じではなかった」と酷評している。

記事は「2-0で勝利した結果だけ見ると中国を圧倒したように見えるが、パフォーマンスは悲惨だった。組織力でも中国より良い点数を与えることができない試合だった」とバッサリ。こう糾弾している。

「中国を相手にこのようなパフォーマンスなら、この先のアジアカップも心配なレベルだ。次の日韓戦で惨敗しても不思議ではない。今の姿が改善されなければ、オリンピック出場権の確保も難しいだろう。選手たちの個人能力で危機を乗り越え、五輪の出場権を確保しても、結局本選で凄惨な結果に直面しても不思議ではない」

日韓戦を前に、相当の危機感を持っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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