岩手県奥州市胆沢と秋田県を結ぶ国道397号の除雪作業は、冬季通行止め解除に向け進んでいる。開通は例年通りの5月中旬になる見込み。
区間は同市胆沢の尿前(しとまえ)渓谷橋から秋田県境までの約20キロ。3月29日から作業を始め、17日時点で15.6キロが完了した。18日は高さ2.5メートルほどの雪壁の間を除雪車が進み、堆積した雪を勢いよく吹き飛ばした。
ガードレールの設置や雪崩の危険性を確かめ、5月中旬の開通を見込む。岩手県南広域振興局道路河川環境課の遠山桂輝(よしてる)課長は「安全に作業を進めて除雪を完了させ、しっかり確認をした上で開通させたい」と気を引き締める。