22日(月)・23日(火)未明中心 4月こと座流星群が見頃 東北は二夜とも晴れて流れ星チャンスあり

 国立天文台によると、22日(月)未明と22日(月)深夜から23日(火)未明にかけては4月こと座流星群が見頃になるという。肝心な天気はというと、東北は晴れて観察するチャンスがある見込み。西日本や東日本は曇りや雨のため、星空観察にはあいにくの天気になりそうだ。

二夜連続で4月こと座流星群が見頃に

 国立天文台によると、22日(月)未明と22日(月)深夜から23日(火)未明にかけては4月こと座流星群が見頃になるそうだ。満月に近いため月の条件は悪いということだが、1時間に5個程度の流れ星を見られる可能性があるという。

東北は二夜とも晴れ間あり

 肝心な天気はというと、22日(月)未明は西日本から東日本は低気圧や前線の影響で曇りや雨になりそう。北海道は上空の寒気の影響で雲が広がるものの、南部では晴れ間がある見込み。沖縄と東北では高気圧に覆われて晴れる見通しのため、観察するチャンスがありそうだ。

 22日(月)深夜から23日(火)未明にかけても東北は北部を中心に晴れ、北海道の日本海側でも晴れて流星群を見ることができる見通し。一方で、西日本から東日本は引き続き曇りや雨の所が多く、沖縄も雨が降りやすいため星空観察にはあいにくの天気になりそうだ。

流星群観察のポイント

 国立天文台によると、流れ星を観察する際は「できるだけ街灯など人工の明かりが少ない場所を選び」「月のある方向を正面にして観察するのは避ける」と良いそうだ。また、「暗闇に目が慣れるまで最低15分は観察」し「望遠鏡や双眼鏡など特別な道具は必要なく肉眼で観察する」と良いという。
 加えて「立ったまま観察すると上を向いた無理な姿勢を長時間続けることになるため、レジャーシートなどを用意して寝転がったまま観察できる準備をしておくと、楽に長時間観察を続けることができる」としている。

 今回は東北を中心に晴れて、4月こと座流星群を見られるチャンスがある見込み。ただ、東北の深夜や未明の気温は10℃や5℃を下回って冷え込む予想のため、万全な寒さ対策をして星空観察を楽しんだ方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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