これは心配性な祖母と私のお話です。昔ながらの考え方を持つ祖母の言動に、平成生まれの私は衝撃を受けました。
家族構成
私は2人姉妹の姉。私も妹も20代で結婚しています。私たち姉妹には母親側の親戚で従兄弟が3人。従兄弟3人は結婚しておらず、実家暮らしです。従兄弟たちの住む実家には祖母が同居しており、二世帯住宅です。
祖母は一緒に暮らす孫3人に結婚相手がいないことを、日頃からとっても心配していました。とくに長男の従兄弟のことは気がかりになっているようで、会うたびに「長男で跡取りなのに、結婚できそうにない。誰かいい人はいないかね?」と漏らしていました。
祖母と遭遇
その日私は仲のいい女友達と遊んでいました。お出かけの途中でばったり祖母と遭遇。祖母に「友達の○○ちゃん。これから出かけるところだったの。」と友達を紹介しました。
友達はとても礼儀よく祖母に挨拶をしてくれて、祖母の話し相手をしてくれました。祖母は感じのいい友達と話しているのが楽しい様子でしたが、私たちはこれから出かけるところだったので早々に切り上げ、祖母とはその場でお別れ。
その後、友達と休日のお出かけを満喫し、夜には自宅に帰りました。
祖母から電話
その日の夜、祖母から電話がかかってきて、「今日のお友達はとってもいい子だったね。まだ結婚していないと言っていたから、孫(長男)とお見合いしよう。すぐに調整してちょうだい。」と言います。
私は「○○ちゃん(友達)は結婚していないけど、決まった彼がいるから紹介できないよ。」と断りました。
まとめ
確かに私の祖母も私の母もお見合い結婚。祖母の時代には、親が探してきた相手とお見合いをさせられることも少なくなかったそうです。
私や妹は恋愛結婚をしていて、周囲で婚活をしている人も自分でマッチングアプリに登録したり、お見合いパーティーに参加したり、結婚相手は自分で探すものだと思っていました。
祖母にとっては当然のことだったのかもしれませんし、心配しての行動なのだと思いますが、親や祖母が子どもの結婚相手を探したり、お見合いをセッティングしたりする文化に馴染みがなく衝撃を受けました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A