宮古市の山林火災、延焼続く 焼失面積120ヘクタールに拡大

早朝から懸命な消火活動が続く宮古市刈屋の山林火災現場=21日午前6時31分

 岩手県宮古市刈屋で発生した山林火災は、21日も延焼が続いている。焼失面積は約120ヘクタールに拡大し、鎮圧のめどは立っていない。ヘリによる放水を早朝から再開し、懸命の消火活動に当たっている。

 ヘリの消火活動は午前6時18分に再開。同9時現在で岩手、秋田両県の防災ヘリと自衛隊機の計4機態勢で放水している。消防団員らによる地上部隊も現場にも入り、ジェットシューターで煙がくすぶる地面に水をかけた。

 火災は20日午後1時5分ごろに発生。消防や市によるとシイタケの乾燥機から出火し、山林に燃え広がったとみられる。けが人の情報はない。21日午前8時半現在で避難所の市新里保健センターに1世帯3人が身を寄せている。

© 株式会社岩手日報社