畑岡奈紗が21位→暫定9位に浮上 最終日は18.5ホールプレー「新しい気持ちでできれば」

畑岡奈紗は暫定9位タイまで浮上した(撮影:南しずか)

<シェブロン選手権 3日目◇20日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)◇6889ヤード・パー72>

「きょうはいい感じで伸ばせていたと思う」。アウトの1番からスタートした畑岡奈紗は、3番パー3のティショットで池ポチャを喫しボギーが先行したが、その後の7番、8番で連続バーディを奪った。後半も10番、13番と2つスコアを伸ばし、21位タイから暫定9位タイまで順位を上げた。

4バーディ・1ボギーで3つスコアを伸ばし迎えた最終18番のセカンド地点で、雷雲接近のため競技は一時中断。最終ホールでは前の組がトラブルを起こしていたため待ちが続き、「その間に(中断を告げるホーンが)鳴っちゃいました」と畑岡はボールにマークをし、クラブハウスに戻ることとなった。

天候が回復する見込みがなく、中断から約2時間半後に順延が決まった。「この状態でプレーをしても、コンディションが違いすぎて難しかったと思う」。あすは18番の2打目からスタートとなり、その後18ホールをラウンドすることとなる。「最終ホールだけとはいえ、またあした新しい気持ちでできればと思う」と気持ちを切り替えて挑む姿勢を見せた。

トップに立っているアタヤ・ティティクル(タイ)とは6打差。「できればあす、18番でバーディを獲って第4ラウンドに行きたい」と意気込む。今シーズンは7試合に出場し、最高順位は「HSBC女子世界選手権」の3位タイ。同大会では最終日にスコアを3つ伸ばすチャージを見せた。今季メジャー初戦でも最後まで気持ちを切らさずに、上を目指して行く。

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