「姫路お城まつり」千姫役に山之内すずさん、殿様役に鳥谷敬さん 5月17~19日、鮮やかな時代衣装パレード

昨年11月に開かれた姫路お城まつり。千姫にふんした俳優の原菜乃華さん(奥)らがパレードした=姫路市本町

 鮮やかな時代衣装のパレードや伝統芸能などが披露される「姫路お城まつり」が5月17~19日、兵庫県姫路市本町の姫路城周辺で開かれる。18日の「歴史体感時代パレード」では、神戸市出身のタレント山之内すずさんが徳川家康の孫・千姫の装いで輿入れ行列を再現。続いて行われる大名行列では、プロ野球阪神タイガースなどで活躍した鳥谷敬さんが殿様役で参加する。(真鍋 愛)

 初夏の姫路城下を彩る恒例行事。昨年は姫路城の世界遺産登録30年に合わせて11月に開かれたが、今年は例年通り5月に開催する。

 初日の17日は「伝統文化の日」とし、三の丸広場で午後5時から「姫路城薪能」を催す。天守閣を背景に、能や狂言が披露される。

 18日は姫路城前から大手前通りを進むパレードがある。午前11時~午後2時は、姫路市など播磨圏域連携中枢都市圏を構成する市町のご当地マスコットが参加。時代パレードは午後2時に始まり、山之内さんは武士や侍女などの衣装を着た小中学生と登場する。大名行列は同3時20分にスタートし、鳥谷さんが公募などで選ばれた80人と練り歩く。

 沿道には車椅子利用者と介助者専用の観覧ゾーンを初めて設置。市によると10~20台程度を想定しているが、事前の問い合わせや要望が多ければゾーンの拡大も検討するという。

 最終日の19日は三の丸広場などで、忍者になりきって遊ぶ子ども向けイベントや、恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」が開かれる。

 姫路お城まつり奉賛会事務局TEL079.221.1520

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