GWは宇都宮でバスケ3x3楽しもうぜ! パリ五輪予選やワールドツアー、関連イベントも盛りだくさん

街なかで開催される3x3の国際大会の概要

 ゴールデンウイークは宇都宮市の街なかが3人制バスケットボールの3x3(スリーエックススリー)で染まります。これまでのFIBAワールドツアーに加え、パリ五輪の出場国を決める予選大会も開催。両大会の期間中を「3x3ウイーク」として関連イベントが繰り広げられます。観戦に出かけてみませんか。見どころやルールを紹介します。さあ、「3x3楽しもうぜ!」。

 街なかでは2016年から世界一のクラブチームを決めるワールドツアーが開かれてきた。市スポーツ戦略室によると前回の2023年は約7万人が来場し、経済効果は約5億8千万円と人気を集める。

 「3x3はずっとゴールシーンが続きます。展開が速く、コアなファンでなくても楽しめるのが魅力の一つです」と杉山敬宏(すぎやまたかひろ)室長(47)。宇都宮の特徴としてコートと観客席が近く、より迫力もあるという。

 26~28日に開かれるのはワールドツアーのオープナー。ランキング上位や宇都宮ブレックスのチームなどが出場する。宇都宮二荒山神社の大鳥居付近のコートは雰囲気も良くかっこいい。

 続いて、5月3~5日は、パリ五輪の予選大会が開催される。男女とも日本を含む8カ国が参加し、五輪出場権が得られる優勝を目指す。杉山室長に注目チームを尋ねると、「もちろん日本代表です。熱い応援をお願いします」と即答。5人制のバスケが五輪出場を決めた試合が記憶に新しい。あの感動を街なかで味わいたい。

 観覧は両大会とも無料席と有料席がある。宮みらいライトヒルではパブリックビューイングも行われる。階段に座り次世代型路面電車(LRT)を眼下に、応援するのも良さそうだ。

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 さまざまな関連イベントが予定されている。27、28日は宮みらいライトヒル・ライトキューブ宇都宮で、小学生や女子プロクラブチームの試合が行われる。29日~5月2日は、ライトヒルのコートでシュートチャレンジなどが実施される。

 3x3ウイークには、大会会場の近隣27店舗がオリジナルメニューなどの「3x3メニュー」を提供。予選大会では国際的な飲食ブースも並ぶ。

 初めて実施されるデジタルスタンプラリーも注目だ。LINE(ライン)公式アカウント「コレメッケ宇都宮」で、大会会場や3x3メニュー提供店舗など4種類のうち2種類を集めると、「3x3WEEKオリジナルトートバッグ」と交換できる。先着300個。詳細はコレメッケ宇都宮へ。

 またオープナーの開催期間中は、「JR宇都宮駅西口」から「馬場町」までの停留所間の「関東バス無料乗車券」が配布される。活用して街なかを巡ろう。

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 基本のルールを紹介する。コートは5人制のほぼ半分で、一つのゴールで争う。1チームは4人(試合中断時に交代)。10分間で多く得点するか、21点を先取した方が勝ちとなる。

 5人制のスリーポイントと同じようにライン「アーク」があり、この内側からシュートを決めると1点で、外側は2点。シュートは12秒以内に打たなくてはならない。新たに攻撃する側は、アークの外にボールを出してから始める。

 ちなみに、会場ではDJやMCがのりのいい音楽やトークで盛り上げてくれる。声援はもちろん、カウントしたり、拍手をしたりと思い切り参加するのが、観客席の“ルール”だ。

熱戦が繰り広げられた昨年のFIBA3x3ワールドツアーうつのみやオープナー
小学生がプレーした昨年の宮みらいライトヒルのコート。ことしも関連イベントが開かれる

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