ブルズ在籍3年目を終えたデマー・デローザン「なんとしてでも勝ちたい」

4月20日(現地時間19日、日付は以下同)に敵地カセヤ・センターで行われたプレーイン・トーナメント最終戦。シカゴ・ブルズはイースタン・カンファレンス第8シード決定戦でマイアミ・ヒートに91-112で敗れ、2023-24シーズンが幕を下ろした。

イースト9位の39勝43敗でレギュラーシーズンを終えたブルズは、アトランタ・ホークスとのプレーイン・ゲームを制したものの、あと1勝でプレーオフ出場を逃し、2シーズン連続でポストシーズンから遠ざかることに。

この試合でチームトップの22得点に3リバウンド4アシストと奮闘したデマー・デローザンは、ロンゾ・ボール(全休)、ザック・ラビーン(25試合)、パトリック・ウィリアムズ(43試合)と主力がケガに泣くなかでブルズを引っ張り、リーグトップの平均37.8分に出場して24.0得点4.3リバウンド5.3アシスト1.1スティールを残した。

「僕のスタンスとしては、ここにいることを望んでいるということに変わりはない。けどなんとしてでも勝ちたいんだ」と語ったデローザンは、ブルズ在籍3シーズン目を終え、契約満了で今夏に制限なしフリーエージェント(FA)となる。

キャリア15年目の今シーズンも79試合へ出場しており、34歳のベテランウイングプレーヤーは今も得点源を務めることが十分可能な実力者であることに変わりはない。

だがデローザンのキャリアが終わりに近づいていることは事実。「次にプレーするのは16度目のシーズンになる。個人としてのドアが閉じようとしていることは認識している。25年間もプレーするわけじゃないからね」と話していた。

今夏デローザンはブルズと再契約を結ぶのか、それとも他チームで新たに勝利する機会を手にするのか。この男の決断に注目だ。

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