“菜の花の海”もう見頃 上山の農園

約13万本の菜の花による「黄色のじゅうたん」が広がっている=上山市弁天2丁目

 上山市弁天2丁目の市民農園ヴェンテンガルテンの菜の花畑が、例年より1週間ほど早く見頃を迎えた。市民らが「黄色のじゅうたん」の中を散策し、ベンチでくつろいだり写真撮影を楽しんだりしている。

 JR茂吉記念館前駅近くの同農園の一角約1600平方メートルに、市とNPO法人上山まちづくり塾が毎年整備している。市観光・ブランド推進課によると、菜の花は約13万本で、今月中旬からの高温で一気に成長が進んだ。月末まで楽しめそうで、担当者は「気軽に訪れることができる場所なので、菜の花の黄色と蔵王の山並みを満喫してほしい」と話した。

 市観光キャンペーン推進協議会などは菜の花と桜の開花に合わせ、市内の37店舗・施設が参加して旅館宿泊券などが抽選で当たるスタンプラリー(5月31日まで)を実施しているほか、フォトコンテストの開催も予定している。

© 株式会社山形新聞社