山形市の霞城セントラル内のやまがた観光情報センターにある日本酒やワインの有料試飲コーナーで20日、県内の酒蔵やワイナリーの担当者が、自社の銘柄や、酒に合うつまみなどを紹介するイベント「飲みmonth(マンス)」が始まった。参加者が試飲しながら造り手の説明に耳を傾けた。原則第3土曜に開催される。
秀鳳酒造場(山形市)の武田秀和社長と高畠ワイナリー(高畠町)の村上健会長がステージに登場。それぞれ会社の歴史やこだわりを説明し「辛口の日本酒はうまみのある刺し身や肉料理と相性がいい」「芋煮、コイの甘露煮など山形の郷土料理には、マスカットベリーAを使った軽めの赤ワインが合う」と紹介した。
漬物やソーセージなどの物販コーナーも設けられた。山形市南原町1丁目の会社員細島良二さん(50)は「携わる人の人柄も分かり、親しみが持てた。地元の酒がより身近になった」と話した。
今月1日に開設された試飲コーナーを広くアピールしようと、同センターが開催した。毎回、酒蔵とワイナリー各1社のトップなどがトークを繰り広げる。