夫婦げんか数 青森県最多/良くも悪くも距離近く 全国調査

 ジブラルタ生命(本社東京)が昨年11月にまとめた「家族愛に関する調査」結果によると、「今年、夫婦・パートナーとけんかした回数」で青森県が47都道府県中1位となった。半面、仲の良さをうかがわせる数値も多く、良くも悪くも距離感の近さがうかがえる。

アンケートは全国の20~69歳の既婚者(事実婚含む)男女4700人に聞いた。1都道府県につき対象は男女100人。

 昨年10月中旬に対象者に「今年のけんかの回数」を聞いたところ、青森県は18.8回と2位の大分県(18.5回)、3位の茨城県(17.1回)を上回り全国最多だった。全国平均は10.8回。一番少ないのは岐阜県で4.3回だった。

 ただ、青森県夫婦の愛が冷めているわけでもなさそう。1カ月に「ごめんね」と言っている回数で青森県は6.9回と全国平均の6.2回より多い全国17位。「配偶者とSNS(交流サイト)でつながっている」が75.0%で全国平均の72.2%を上回る16位だった。

 一方、自分の家族愛を100点満点で示すと-の問いに、青森県男性は71.8点と全国39位(全国平均75.7点)、青森県女性は80.7点と全国9位(同77.6点)で、差が出た。

 同社によると「互いにイライラを感じる時」の設問では、青森県の男女共通で「自慢ばかりする」「ペットの世話をしない」「服・くつを脱ぎっぱなし」の割合が他県に比べ高いという。広報担当者は「心当たりのある方は生活を見直してみると良いのでは」と話した。

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