青森市の県営浅虫水族館はマダコ科の一種で、腕が非常に長いテナガダコを展示している。
テナガダコは12日に県産業技術センター水産総合研究所前(平内町茂浦)の近くで見つかり、同館に運ばれた。県内で生きた個体が確認されたのは今回が初めてという。
一般的なタコは岩場に生息するが、テナガダコは泥の中で生息。同館飼育展示部の三浦弘毅さん(32)によると、テナガダコの最も長い腕は全長の85%を占める。
三浦さんは「県民にとって、テナガダコは一生に一回見ることができるかどうかの貴重な存在。インパクトはないが、ぜひ見に来てほしい」と話した。
テナガダコは元気な限り展示を続ける予定。