キンプリがオリコン音楽ソフトランキング1位に ライブ、ドラマ、CM…全方向席巻の「5人の5年間は奇跡」

5人時代のKing&Prince (C)ピンズバNEWS

4月19日、King&Princeが令和で最も売れた各音楽ジャンル作品をまとめた『オリコン令和ランキング』(実質集計期間:2019年4月29日~23年12月31日)の「アーティスト別セールス部門」で、「音楽ソフトランキング」の1位に選ばれたことが明らかになった。

同ランキングは、シングル、アルバム、音楽映像作品(DVD、ブルーレイディスク)の売上総数をアーティスト別にまとめたもので、キンプリは461.3億円を記録。2位はSnow Man(449.5億円)、3位が嵐(428.2億円)だった。

集計期間の大部分は、キンプリが、後にNumber_iを結成する平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)が脱退前の、5人体制だった時期。高橋海人(25)と永瀬廉(25)は今回、あらためてグループの5年間や、新体制になってからの活動に思いを寄せるコメントを出している。

《この5年間でたくさんのファンの皆さんと出会って、自分たちも走り続けて。その5年間というね、歴史がちゃんとこういった形で残るということ自体が嬉しいよね。 ありがたいです。本当に》(高橋)

《ここ数作品で、本当にふり幅の広いKing&Princeを見ていただけたと思います(略)さらにこんなことも見られるんだとか、こんなイベントもやるんだというか、ファンの人も応援していて楽しいようなことをいっぱい考えつつ、音楽もしっかり幅広く届くように頑張っていきたいと思います》(永瀬)

『オリコン』の発表にファンは沸き立ち、

《これはすごいよね5年の成績で1位だからね!? キンプリもNiの3人もおめでとうだよ》
《頑張ってきた証はキンプリのものだよ!!2人が屋号を守ってくれたから、賞もちゃんと受け取れて本当に感謝です。いつも頑張ってくれてありがとう》
《おめでとう今までのキンプリもこれからのキンプリも、本当に誇りだし、本当に大好きです》

といった、歓喜する声がXに多数寄せられている。

「5人時代のキンプリはとにかく圧倒的な人気を誇りましたよね。今回の記録は5人時代の記録が大きなウェイトを占めていますが、2人体制になってからもキンプリの輝きは不変。ライブに俳優業にバラエティ番組にと大活躍ですよね。

4月11日には、デビュー5周年イベントとして初の試みである花火大会『King&Princeとうちあげ花火』を開催。1万3000発の花火を3万人のファンと楽しみ、注目を集めました」(ワイドショー関係者)

■俳優業で輝くキンプリと世界に出ていくNumber_i

2人体制になったキンプリは、俳優業も好調だ。高橋は4月8日に主演連続ドラマ『95(きゅうごー)』(テレビ東京系/月曜夜11時6分~)がスタートし、3年連続で連ドラ主演が続いている。

『95』は1995年に青春をがむしゃらに生きた渋谷の高校生たちの物語。高橋は地下鉄サリン事件を機に、人生が一変する高校生・広重秋久(通称『Q』)を演じている。

「冴えない青年のQが不良友達との交流で少しずつ垢抜けたり、男を見せるようになっていく過程を、高橋さんが絶妙に演じています。95年の空気感を再現した丁寧なドラマ作りも好評で、『池袋ウエストゲートパーク』(00年/TBS系)を思い出す人も多い。“俳優・高橋海人”の代表作になりそうです」(前出のワイドショー関係者)

高橋の“相方”の永瀬は、今年1月クールに門脇麦(31)主演の連続ドラマ『厨房のありす』(日本テレビ系)の相手役を好演。さらに4月20日には永瀬主演の『東京タワー』(テレビ朝日系/土曜夜11時~)がスタートした。これまでの永瀬のイメージとは違う、20歳以上年の離れた人妻との許されざる恋に溺れる青年を演じることで、大注目を集めている。

また、永瀬主演のNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』が年内に配信予定と発表されていて、やはり俳優業は順調のようだ。

一方、キンプリを脱退してNumber_iとして再始動した平野らも活躍ぶりは圧倒的。1月1日に発表したデビュー曲『GOAT』のMVは、YouTubeで4683万再生という物凄い数字になっている(4月21日11時現在)。

4月15日(日本時間)にはアメリカ・カリフォルニア州インディオで開催された世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival(『コーチェラ』)』に出演し、『GOAT』と『FUJI』を披露。国内では、4月18日に3人全員による『マクドナルド』のCMも発表されている。

「世界を目指すNumber_iの勢いは凄いですが、キンプリの2人もまた違った方向で活躍していますよね。音楽、ライブ活動、ドラマ、映画、CM出演……あらゆるジャンルで、両グループ、そして5人は同世代タレントでもズバ抜けた存在感を放ち続けているのは間違いない。

結果的に2グループに分裂することになりましたが、そんな特別な5人が1つのグループとして活動していた令和元年から5年までの間は、奇跡の5年間だった、と言えるのではないでしょうか。当時、将来は国民的グループになる、“ポスト嵐”などと言われていたのは、現在の活躍から考えても納得ですよね。

5人での活動が続けば、より大きな存在、本当に国民的グループになったのでしょう。しかし、目指す先が違ってきて、2グループに分かれてしまった。それはもう仕方のないことで、ドラマで素晴らしい演技を見せる高橋さんと永瀬さん、『コーチェラ』の舞台でまばゆい輝きを見せた平野さん、岸さん、神宮寺さん、やはり両者が見ている未来は大きく違っていますよね。

進む方向は全く異なりますが、これからも両グループは令和を代表する男性グループとして、それぞれの道を力強く歩んでいくのではないでしょうか」(レコード会社関係者)

音楽セールスランキングで、あらためてその凄さを見せつけた“5人のキンプリ”。輝かしい“実績”をもとに、5人はさらに輝きを放っていくのだろう。

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