【写真蔵】新世代MINIの尖兵として登場した「カントリーマン」

新世代MINIの尖兵として、ハッチバックよりも先に登場した「カントリーマン」(先代までの日本仕様は「クロスオーバー」)。ラインナップには電気自動車も設定されたが、今回はエンジン車で、そのディテールを写真で紹介しよう。

日本仕様も「クロスオーバー」から「カントリーマン」に車名変更

2011年にモダンMINIの4番目のモデルとして、またMINI初のプレミアム コンパクトSUVとして登場したMINI カントリーマン。日本では「MINI クロスオーバー」の名で販売されていたが、3代目となる今回の新型から本国仕様と同じ「カントリーマン」を名のることになった。

革新的なデザインや機能を備えた新世代MINIとしては、ハッチバックのクーパーよりも先に登場した。ソフトなボリューム感と性格に削り取られたエッジの組み合わせが特徴的なボディのサイズは、従来型よりひとまわり大きくなった。複雑な輪郭の八角形フロントグリル、六角形風のヘッドランプ、Cピラーのデザイン、縦型テールランプなどが特徴的だが、遠目に見てもMINIと分かるアイデンティティは継承されている。

インテリアは完全にデジタル化され、すべてのコンテンツは円形有機ELセンターティスプレイやヘッドアップディスプレイに映し出される。広々としたカーブを描くダッシュボードには、リサイクル ポリエステルを使用した新素材を採用している。

日本仕様のパワートレーンはガソリンターボ3種とディーゼルターボ1種からラインナップされたが、ハッチバック同様に電気自動車も追加設定された。駆動方式はFFに加え、ガソリン車と電気自動車には4WDも設定される。また、ホットバージョンのジョン・クーパー ワークスも用意されている。

●全長×全幅×全高:4445×1845×1660mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1998cc
●最高出力:150kW(204ps)/5000rpm
●最大トルク:300Nm(30.6㎏m)/1450ー4500rpm
●トランスミッション:7速AT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・54L
●JC08モード燃費:12.4km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):566万円

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