新たな演出とキャストで生まれ変わったミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』まもなく開幕

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藤沢文翁原作・脚本・作詞、村中俊之作曲、中川晃教主演により2022年に初演されたミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』が2年ぶりに再演される。藤沢と村中は、シアタークリエや帝国劇場などで上演が続けられている音楽朗読劇「VOICARION(ヴォイサリオン)」シリーズのコンビ。ふたりが生み出す、物語と音楽が互いを高め合う作品群は、かねてより“歌わないミュージカル”と評されてきた。そんなふたりが、2012年に朗読劇として初演された『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト ニコロ・パガニーニ~』を、満を持してミュージカル化したのが本作だ。4月22日(月)にシアタークリエで開幕する再演では、初演時には藤沢自身の演出のもと、演出助手として創作に携わった末永陽一が演出を務める。

物語の舞台は、音楽黄金期と謳われる19世紀のヨーロッパ。自分の才能に限界を感じていたヴァイオリニストのニコロ・パガニーニ(相葉裕樹/木内健人)は、街外れの十字路に棲むと言われる音楽の悪魔、アムドゥスキアス(中川)と血の契約を結ぶ。それは命と引き換えに、天才だけが奏でられる最高のメロディーを100万曲演奏できるというもの。彼は自らの命をすり減らしながら、その演奏で世界を熱狂させていく――。

出演はほかに、パガニーニの良き理解者となるジプシーの娘アーシャ役の加藤梨里香/有沙瞳、皇帝ナポレオンの妹でアムドゥスキアスによって“ファム・ファタル”としてパガニーニに差し向けられるエリザ役の元榮菜摘、パガニーニのヴァイオリン教師コスタ役の坂元健児、パガニーニの忠実な執事アルマンド役の山寺宏一/畠中洋、パガニーニの母テレーザ役の春野寿美礼ら。中川、相葉、山寺以外は再演からの新キャストで、畠中はコスタ役からアルマンド役への転身となる。初演で村中による難解な楽曲を歌いこなし、まさに音楽の悪魔のようだと評された中川や、本作には朗読劇版から出演する山寺らの魅力はそのままに、新たな演出とキャストによって生まれ変わった舞台が期待できそうだ。

文:熊田音子

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https://lp.p.pia.jp/article/news/365563/index.html

<公演情報>
ミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』

原作・脚本・作詞:藤沢文翁
作曲:村中俊之
編曲:江草啓太
演出:末永陽一

出演:
音楽の悪魔アムドゥスキアス:中川晃教
ニコロ・パガニーニ:相葉裕樹/木内健人(Wキャスト)
ジプシーの娘 アーシャ:加藤梨里香/有沙瞳(Wキャスト)
ナポレオン皇帝の娘 エリザ・ボナパルト:元榮菜摘
ヴァイオリン教師 コスタ:坂元健児
パガニーニに仕える執事 アルマンド:山寺宏一/畠中洋(Wキャスト)
パガニーニの母 テレーザ:春野寿美礼

荒居清香 荒川湧太 小倉優佳 川口大地 柴田実奈 趙京來 德岡明 中野亮輔 宮田佳奈 山﨑感音

【東京公演】
2024年4月22日(月)~5月12日(日)
会場:シアタークリエ

【大阪公演】
2024年5月17日(金)~5月19日(日)
会場:新歌舞伎座

【福岡公演】
2024年5月24日(金)~5月26日(日)
会場:博多座

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/cross-road/

公式サイト:
https://www.tohostage.com/crossroad/index.html

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