お食事処のフジが咲き誇る 長崎・波佐見の「藤茶屋」 家族の誕生記念樹 

「藤茶屋」のフジの花

 長崎県東彼波佐見町折敷瀬郷のお食事処「藤茶屋」の駐車場でフジの花が咲き誇り、通りを行き交うドライバーの目を引いている=写真=。
 3代目の福田雅守さん(67)によると、94歳になるおばの誕生記念樹。食堂は、陶磁器を積み出した有田駅と波佐見を結ぶ道筋で祖母の代から営んできた。「茶屋」の愛称で親しまれ、福田さんが後を継ぎ今の店名に。高さ4メートル、広さ60平方メートルほどの藤棚は文字どおり「店の看板」だ。
 29日からは県内最大の陶器市「波佐見陶器まつり」が始まる。4代目の向坂奈津美さん(36)は「休憩中に癒やされるけど、これから忙しくなるよと教えてくれる花です」と笑った。

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