ヘンリー王子はフロッグモア・コテージ立ち退きで「激怒し涙を流した」 専門家が指摘

ヘンリー王子(ロイター)

ヘンリー王子が英国滞在時の拠点としていたフロッグモア・コテージ立ち退きに「激怒し涙を流した」と専門家が指摘している。英紙ミラーが20日、報じた。

ヘンリー王子は2023年1月に回想録「スペア」を刊行した。その直後の同年3月、チャールズ国王がヘンリー王子とメーガン妃にフロッグモア・コテージから立ち退くよう要請したことが明らかになっている。そして同年6月、ヘンリー王子はコテージの鍵をチャールズ国王に返還した。

コテージにあった私物はカリフォルニアの自宅に送られた。

王室専門作家のトム・クイン氏はミラー紙に「ヘンリー王子はフロッグモアから立ち退かされたことに激怒し、涙を流していました。チャールズ国王による越権行為で、復讐されたと感じたのです。ヘンリー王子は、公務を引退するという選択が必然的に王室住居を剥奪されるということを理解できなかったのです。そして、チャールズ国王からの〝残酷な拒絶〟と受け取ってしまったのです」と語る。

さらにクイン氏は「ヘンリー王子は、英国の豪華な住宅であれ、欲しいものはいつでも手に入るはずだと思っています。多くの人にとって、ヘンリー王子は甘やかされた金持ちの子供にすぎませんが、ヘンリー王子は自分自身を永遠の犠牲者だと考えているのです」と話している。

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