太鼓演奏で開幕、神戸まつり 能登半島地震の被災地復興を願い サンバやバトンのパレードも

「第51回神戸まつり」のオープニングで太鼓演奏を披露する高校生ら=21日午前、神戸市中央区加納町6(撮影・斎藤雅志)

 ミナト神戸を彩る「第51回神戸まつり」が21日午前、神戸市中央区のJR三ノ宮駅南エリアで開幕した。午前11時のオープニングを飾ったのは、能登半島地震の被災地復興を願う太鼓演奏。午後もサンバパレードや音楽のステージ、スポーツ体験と多彩な催しが各所であり、街中が熱気に包まれる。

 メイン行事の「おまつりパレード」には、吹奏楽やバトントワリングなどえりすぐりの団体が沿道を盛り上げる。5月に開催される「神戸2024世界パラ陸上競技選手権」に向けて現役パラアスリートらがフラワーロードを練り歩く時間もあり、機運を高める。

 旧居留地エリアでは、ジャズや和太鼓、京町筋にサンバのリズムが鳴り響く。東遊園地ではフラダンスやフラメンコが披露され、神戸らしい国際色豊かな一日となる。

 今年から会場に加わったメリケンパークでは、キッチンカーや地元産食材を扱うマルシェが登場。フィナーレを飾るダンスのステージは日が落ちかけるまで続く。

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