ラツィオ会長「契約破棄は不可能」L・アルベルトの退団希望を受けて自身の見解を示す「発言は誤解された可能性がある」

写真:今節、決勝ゴールを決めた際にエンブレムを指さしたL・アルベルト

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が、今季限りでの退団を希望したスペイン人MFルイス・アルベルトと、今夏のパルメイラス行きが決まったフェリピ・アンデルソンに対し、自身の見解を述べた。イタリア『tuttomercatoweb』が伝えている。

2016年にリヴァプールから加入以来、ラツィオの中盤に君臨していたL・アルベルト。12日に行われたサレルニターナ戦後には「ラツィオから1ユーロも貰いたくない。すでに契約解除を求めている」と今夏の退団を希望していることを口にした。

そのL・アルベルトの発言を受けて、ロティート会長は「契約を破棄することは不可能だ」とコメントを残し、以下のように続けた。

「彼は昨日(第33節ジェノア戦)ゴールを決め、いいプレーをして、ラツィオをどれだけ大切に思っているかを示した。だから彼の発言は誤解された可能性がある」

L・アルベルトはトゥドール監督就任後、2試合連続でベンチスタートだったものの、ここ2試合はスタメン出場している。今節ジェノア戦では鎌田大地の折り返しから決勝ゴールをマークしており、一時は両者の序列が入れ替わったように思えたが、共存し結果を残している。

また、今夏のパルメイラス行きが決まったF・アンデルソンの退団に関して「彼は人生の選択をした。家族のためにブラジルに戻りたかったのだ。ラツィオからの契約延長の提案を受け入れれば、より稼げたはずなのに…」とラツィオ退団の理由を明かした。

最後に今夏の去就が不透明となっているイタリア代表FWチーロ・インモービレに関して「私は扉を開いたり、誰かを追い出そうとはしていない。選手との契約は双方向であり、彼らを(ラツィオに)釘付けして、どこにも行けないとは言えない」と語っており、オファーがあった際には耳を傾けるようだ。

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