京急電鉄の運転士が保安装置を作動させない状態で列車運転していたことが発覚

4月5日、京浜急行電鉄株式会社は、運転士が保安装置の一つであるデッドマン装置(運転士が急病などで運転が困難になったときに非常ブレーキがかかる装置)を作動させない状態で列車の運転を行っていたことが判明したと発表。
発生場所は井土ヶ谷駅〜南太田駅間の上り線で起こったようで、担当運転士は経験年数17年の方とのこと。
今後は、全ての乗務員に対して、保安装置の重要性について改めて指導を実施し、運転に関する基本作業の取り扱いを再徹底していくとのこと。

詳細

発生日時:4月5日(金) 14時3分頃
発生場所:本線 井土ヶ谷駅〜南太田駅間(上り線)
担当運転士:48歳 経験 17 年

概 況
担当運転士が、運転操作中に眠気をもよおしてしまい、マスコンハンドルから手が離れることにより保安装置が作動してしまうことを恐れ、マスコンハンドルにヘアゴムを巻き付けることで作動させない状態で運転を実施。
定期巡回を行っていた運転業務指導担当者が、上記の行為を確認したことで本件が発覚。

再発防止策
全ての乗務員に対して、改めて保安装置の重要性について指導を実施するとともに、運転に関する基本作業の取り扱いを再徹底する。

問い合わせ

京浜急行電鉄株式会社まで

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