券売機で、前の客に【取り忘れたお釣り】を渡すも「お札あったよね? 盗ったでしょ?」→ 泥棒扱いされて!?

親切心からしたことなのに、あとで「しなければよかった!」と後悔した経験がありますか? 今回は私の実体験から、おつりを渡しただけなのに泥棒扱いされた話を紹介します。

券売機で忘れ物を発見

先日子どもたちを義両親に預け、夫と一緒に買い物に行った帰りにラーメン屋さんに立ち寄りました。入口に置いてある券売機で、先に食券を購入するタイプのお店でした。

私たちが店に入ると、1人の男性客が先に券売機で食券を購入していたので、少々待つことに。男性客が買い終わると、従業員に連れられて奥の方の席へと移動していったのですが、券売機にはおつりの150円が残ったままでした。

私の親切が……

券売機の近くに従業員がいなかったので、私は急いで男性が座っている奥の席まで行き、おつりの小銭を渡すことにしました。「これお忘れですよ」と言い、150円を渡したのですが……。

なんと、男性客は嫌そうな顔で「お札なかったですか? ありましたよね? 5000円入れたんで」と私がお金を盗んだのではないかと疑うようなことを言ってきたのです。券売機にあったのは150円だけで、絶対に札などはありませんでした。私は「いや、なかったですよ。」と主張するも、男性客は「おかしいな~」と納得がいっていない様子。

夫がかけつけてきて……

私は「彼が取り忘れていたおつりを渡しただけなのに」と困っていると、私が戻ってこないことを心配したのか夫が近寄ってきました。私から事情を説明すると、夫は「お札はなかったです。ご自分で確認したらどうですか? 失礼です。」と男性客に一喝。

夫がいるとは思わなかったのか、男性客は財布の中を確認するしぐさを見せ、「すみません、5000円札財布の中にありました」と一転して認めました。男性客が本当に勘違いしただけだったのか、私が女性だからとなめて嘘をついたのかはわかりませんが、なんとも後味の悪い経験になりました。

せっかくのラーメンが……

その後も男性客から、おつりを持っていった私の行為に対して感謝の一言はなく……。悪気はなかったのかもしれませんが、最初に泥棒扱いされたことが悔しく、もしかしたら女だったからなめられていたのではと考えると、モヤモヤした気持ちが止まらず、ラーメンを集中して食べることができませんでした。

券売機に残っていたおつりは男性客にわざわざ届けに行かず、ただ従業員に伝えるだけにしておけばよかったと後悔。他人に苛立つことが久しぶりだったので、精神的にも疲れました。また、「ありがとう」の一言の大切さを改めて感じた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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