リー・チン×ツォン・シュンシーの期待の武侠ドラマ「七夜雪」、見どころを紹介

2024年4月19日、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTY(美人圏)は、2月にクランクアップを発表した武侠ドラマ「七夜雪」について、「メガヒット作を手掛けたスタッフが再集結し、人気小説家の同名の原作を映像化した作品として、注目を集めている」として、「七夜雪」の主要な4人の登場人物と六つの注目点について紹介した。

「七夜雪」は全36話が予定されている。17年のメガヒット作「永遠の桃花~三生三世~」や19年の「運命の桃花~宸汐縁~」を手がけたレン・ハイタオ(任海涛)監督とスタッフが再集結し、シャオ・ジャン(肖戦)主演でドラマ化された「玉骨遥」の原作者として有名な小説家・滄月の同名小説を映像化した作品。友人の子どもの命を救うため、薬を求めて薬師谷にたどり着いた剣客「霍展白」が、谷を司る主人の「薛紫夜」と出会い、そこに魔教の刺客「瞳」も加わって、それぞれの愛と執着、担う使命との間での葛藤が描かれる。

主な登場人物の配役について、「薛紫夜」役にリー・チン(李沁)、「霍展白」役にツォン・シュンシー(曾舜晞)、王族出身の殺し屋にして医師の「妙風」役にワン・ホンイー(王弘毅)、魔教の刺客「瞳」役に台湾の俳優チェン・ハオセン(陳昊森)がキャスティングされている。

記事は、同作の見どころの一つ目について「原作はバッドエンディングの見本とも呼べる人気小説」と指摘し、「多くのネットユーザーが、金庸亡き後の武侠小説作家の第一人者として、同作の原作者の滄月を支持しているほどの人気作で、同時に原作の魔改造をしないでほしいとの声も多く上がっている。キャスティングやスタッフ陣に関してはおおむね高評価で、残る心配はストーリーや設定を変ねじ曲げないかだけだ」と紹介した。

見どころの二つ目は「レン・ハイタオ監督とリャン・ションチュエン(梁勝権)監督のタッグ」と指摘し、「レン監督に加えて、『花千骨~舞い散る運命、永遠の誓い~』を手掛けたリャン・ションチュエン監督も演出指導で参加している。名監督2人の合作である以外に、レン監督はツォン・シュンシー主演の『蓮花楼』の監督として成功実績もあり、『七夜雪』への期待は急速に高まっている」と紹介した。

見どころの三つ目は「涙腺崩壊を予想させる悲劇の美学」で、「原作小説の作風もあり、先行公開映像でもバッドエンディングを予想させる感触に満ちている。読者を何度も泣かせた原作小説の世界観が、きれいな画面と感動的なBGM、演者の解釈と演技で表現することができれば、ドラマにおいても悲劇の武侠ドラマの代表作の一つとなるだろう」と紹介した。

見どころの四つ目は「互いに寄り添い助け合う愛情」で、「ツォン・シュンシーが演じる『霍展白』とリー・チンが演じるヒロイン『薛紫夜』にはそれぞれ複雑な過去がある。過去にとらわれながらも共に過ごすうちに互いに心を動かされ、過去の償いや救いを求めるかのように助け合うようになる。認め合い、寄り添い助け合っていく2人の感情の動きも見ものだ」と紹介した。

見どころの五つ目は「雪景色の悲壮感」で、「先行公開映像から、同作のロケーションは大雪の中で撮影されたことが分かる。白衣をまとう霍展白と薛紫夜からは冷徹な清涼感と温かみのある優しさを感じる。白雪にふちどられたことで、鮮血や刀剣の光と影がいっそうクリアに映り、バッドエンディングの悲壮感を極限まで醸し出している。スタッフはこの撮影のために新疆ウイグル自治区までロケハンを行ったらしい。カメラワークの一こま一こまに油断ができない」と紹介した。

見どころの六つ目は「ヒロインを追いかける男性3人の感情の駆け引き」で、「原作ではヒロインの薛紫夜をめぐって、霍展白のほかに、妙風と瞳という2人の男性が争っている。ドラマ版では霍展白の登場シーンが原作より増え、霍展白と薛紫夜の2人の間の感情描写にフォーカスするだろうが、どのキャラクターのストーリーラインも主人公の男女の選択と使命にある程度の影響を与えるものになる」と紹介した。(翻訳・編集/原邦之)

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