吉田正尚が復調の兆し「甘い球が来れば初球から積極的にいく」 地元紙も「吉田は確かに吉田に見えた」と称賛

復調の兆しが見えてきた吉田正尚(ロイター=USA TODAY Sports)

レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が20日(日本時間21日)のパイレーツ戦(ピッツバーグ)で4試合ぶりの2号2ランを放って日米通算150号をマーク。ケラーの初球を右中間に運んだ吉田は「本塁打は打球がいい感じで上がってくれたし、外野へのいい風も吹いていた。甘い球が来れば、初球から積極的に打っていこうと思っている」と手ごたえを口にした。

2年目の今季は開幕から波に乗れず、14日(同15日)のエンゼルス戦で1号。その後も低迷が続き、2試合でベンチを温めるなど苦しんできた。花粉症や下半身のコンディション不良で調整が不十分だったが、ようやく上昇の兆しが見え、コーラ監督も「タイムリーを打ってボールを空に飛ばした。十分な成果をあげた」とさらなる本領発揮を期待した。

ボストンの地元メディアも「コーラ監督が吉田に数日の休暇を与え、リセットして再びスイングを見つける機会を与えた。吉田は確かに吉田自身のように見えた。吉田が今後、どうあるべきかを垣間見ることができた」(NESN)、「吉田の勝負強さで勝利した」(ボストン・ヘラルド)と称賛している。

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