【ランチ代】「パン2個」VS「おにぎり2個」、1年で食費はいくら変わる?

パンとおにぎりの平均価格は?

パン2個とおにぎり2個にかかる金額は、それぞれの種類や購入場所、具材などによって大きく変わりますが、今回は一般的に人気が高いと思われている具材の組み合わせをご紹介しています。

1年間のランチの回数は、年間休日数が110日あると仮定して計算し255回としました。

表1

※筆者作成

パンは、惣菜パンの方が菓子パンよりも価格帯が高い傾向がみられました。
また、おにぎりもシリーズによって価格帯が異なっていたため、乾燥のりを使用するタイプの低価格帯のものと、あらかじめのりが巻かれた高価格帯のものとを比較しています。

結果として、菓子パンと低価格帯のおにぎりは同程度の価格であることが分かりました。
惣菜パンは、高価格帯のおにぎりよりも費用相場がやや高い傾向がみられます。

年間でいくら変わる?

パンとおにぎりの価格は、低価格帯の商品同士を比較すると、同程度でした。
パンからおにぎりに変更をしたとしても、大きく費用が変わることはないでしょう。

一方で、惣菜パンはおにぎりよりも高価な傾向がみられます。
組み合わせにもよりますが、表1のピザパンとソーセージパンを1年間食べた場合、からあげと和風ツナマヨネーズのおにぎりを1年間食べるよりも年間約1万7000円高くなります。

ランチ代は高くなっている?

パンもおにぎりも、最近は値上げが続いています。
総務省の小売物価統計調査のデータでパンとおにぎりの価格をみると、3年前の2021年2月の平均価格に比べ、2024年2月のデータではそれぞれ20~30円ほど価格が上昇していることが分かりました。
3年前に比べて、同じ商品を食べていても年間5000~7000円ほどランチ代が高くなっていることになります。

パンとおにぎりの価格は種類に左右される

パンとおにぎりの価格は、種類によって大きく異なります。
菓子パンと低価格帯のおにぎりの費用は、ちょうど同程度であるため、年間の単位で比較してもそれほど費用は変動しないでしょう。

一方で、惣菜パンの価格帯は、高価格帯のおにぎりよりも高額になりやすい傾向にあります。
1日2個を1年間継続した場合は、トータルで1万7000円以上、おにぎりよりも高額になる場合があります。

ランチ代を浮かせたいと考えている方のなかで、特に惣菜パンを購入している方は、おにぎりに変更することで、費用を安く抑えられるかもしれません。

出典

政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査/小売物価統計調査(動向編) 表番号1 主要品目の都市別小売価格【2021年2月】 「1001うるち米(単一原料米,「コシヒカリ」)」~「2183 学校給食(中学校)」
政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査/小売物価統計調査(動向編) 表番号1 主要品目の都市別小売価格【2024年2月】「1001うるち米(単一原料米,「コシヒカリ」)」~「2183 学校給食(中学校)」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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