好機を活かせないドジャース、またもカード負け越し「ただただ唖然とさせられる」“満塁時の勝負弱さ”に地元記者が嘆き

好機であと一本が出なかった。

現地4月20日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地でのニューヨーク・メッツ戦に「2番・DH」としてスタメン出場。第3打席に右翼線へのエンタイトル二塁打を放つなど、2打数1安打3四球、1得点と活躍した。しかし、チームは4対6で敗れて今季初の3連敗。3カード連続の負け越しも今季初だ。

オフシーズンに大谷や山本由伸らを補強し、開幕前は“スター軍団”として圧倒的な下馬評だったドジャースだが、直近9試合で2勝7敗と勢いに陰りが出始めている。この日は、打線が6安打、10四球を記録するも、13残塁とチャンスをものにできず。今季12勝11敗でナ・リーグ西地区の首位をキープしているが、貯金は「1」となった。

これを受け、日夜ドジャースの情報を発信している専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、自身のXを更新。「満塁時に8打数1安打、6三振という結果だった。今季は満塁時に23打数3安打、12三振であり、その3安打は全て単打。満塁時の不振ぶりにただただ唖然だ」と厳しく指摘している。
また、同サイトのノア・カムラス記者は、「直近9試合で2勝7敗、3カード連続の負け越し。得点圏で12打数2安打、さらに13残塁だ」と速報。 MLB公式サイトのドジャース番、フアン・トリビオ記者は、「ムーキー・ベッツ、オオタニ、フレディ・フリーマンが計12回も出塁したら負けられない。ただ、これがLAの現状だ」と呟いていた。

現地21日には、メッツとの3戦目に臨むドジャース。今季初の被スイープは避けたいところ。はたしてどんな戦いが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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