「大谷翔平が24億円を取り返す方法」本村健太郎弁護士が具体的に指南「現実的にはこれが一番」上沼恵美子も「なるほど」

 本村健太郎弁護士

 日本テレビ「行列のできる相談所」などに出演する弁護士の本村健太郎氏が21日、読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。ドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者が銀行詐欺罪で訴追された問題についてコメント。大谷の被害額、約24億5000万円を取り返す具体的な方法について解説した。

 水原容疑者については「次は5月9日に罪状認否をやる。そこで罪を認める流れになるだろうと予想されている。有罪の答弁をすると司法取引、罪を認めるかわりに刑を軽くしてもらえる」と話し、最終的には「禁固6~8年の実刑判決」がくだされると予想した。

 その上で、大谷の銀行口座から消えた約24.5億円が「返ってくるか」に焦点をあてた。

 本村氏は「普通考えれば、水原さんに24.5億円返せというのがまず最初の発想です。ただ、水原さんは返す当てがないわけです、どう考えても。あとは大谷さんがどう出るかですね」と前提を整理した。

 続いて「とことん返せと誰かに言うのか。最悪、もうほうっておくとなるのか。それは大谷さん次第なんですけど」とし、「返してくれというなら、現実的には銀行を訴えるのが一番いい。自分の銀行預金の口座から知らない間に、残高がなくなっちゃったわけだから。銀行が悪いんじゃないの?っていう発想ですよね」とコメントした。

 この発言にMCの上沼恵美子も「なるほど。チェック甘い感じがしますね」と納得。本村氏は「日本でもキャッシュカードの偽造とか盗難とかで残高がいつの間にか減っているという場合に、預金者保護法という法律で、一定の場合は補償されますから」と説明。

 「今回のケースでそれが適応されるかはわかりませんけど、本人確認が甘かったんじゃないの?という、本人側に一切の落ち度がなかったのに残高が減っているとしたら、銀行の落ち度というのを追及して補償してくれという(論理)」と述べた。

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