吉田正尚が“完璧スイング”で日米通算150本目の2号2ラン&今季初の猛打賞! 米記者から復調を予感する声も「休養が功を奏した」

現地4月20日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚は敵地PNCパークで行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦に「5番・DH」として先発出場し、第3打席で日米通算150本塁打となる4試合ぶりの今季2号2ランを放つなど、4打数3安打2打点と躍動。今季初の猛打賞をマークし、チームは4対2で勝利を収めた。

17日、18日のクリーブランド・ガーディアンズ戦を欠場し、前日のパイレーツ戦では3試合ぶりの安打を記録していた吉田。この日は、6回1死一塁という場面で打席に入ると、相手先発ミッチ・ケラーが投じた初球シンカーを振り抜き、これが打球速度100.1マイル(約161.1キロ)、飛距離395フィート(約120.4メートル)を計測する右中間への豪快アーチとなった。

この貴重な一発には、SNS上でも反響が続々と寄せられている。なかでも、45万以上のフォロワーを持つ著名ジャーナリストのジャレッド・カラビス記者は、自身のX(旧ツイッター)に実際のホームラン映像を共有したうえで、「マサタカ・ヨシダが爆弾を打ち込むようになれば、このラインナップは救われるかもしれない」と反応を示している。
また、地元紙『Boston Herald』のガブリエル・スター記者は、「ヨシダが2ランを打ち、レッドソックスにとって待望のひと息つける時間が与えられた」と速報。さらに、レッドソックス専門ポッドキャスト番組『Name Redacted Podcast』で司会を務めているタイラー・ミリケン氏は、「マサタカ・ヨシダの2試合休養が功を奏したようだ。今季2本目」と呟いていた。

メジャー2年目の今季は開幕から不調気味で、スタメンを外れることもあった吉田。ここまで20試合に出場し、打率.250、2本塁打、10打点の成績は昨年のパフォーマンスに比べればまだまだ物足りない数字だが、今回のアーチをきっかけに調子を上げていけるか。今後の戦いぶりに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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