平塚市 障がい福祉課もノーライト 導入1年で9課まで拡大 平塚市

職員からノーライトの説明を受ける利用者

平塚市障がい福祉課が3月末、申請書などの自動作成が可能となる「ノーライト化」窓口に追加された。

各種申請時にマイナンバーカードを専用端末で読み取り、自動で申請書を作成するノーライト。市ではマイナンバー推進課で先行実施し、昨年度には約1000万円のシステム整備費を投じて高齢福祉課、市民課など8課12窓口に順次拡大した。障がい福祉課のノーライト化には320万円の補正予算を計上。対応窓口は計9課14窓口となった。

ノーライト化により申請書を手書きする手間が省けるため、記入間違いの防止や待ち時間短縮、業務効率化などの効果をあげているという。

担当者は「障害のある人は申請書を書くことが難しいことがあるため、導入効果が大きい。利用に対する抵抗感が生まれる可能性もあったため、時間をかけて担当課と調整した」と話す。

同課では端末に表示される画面も文字が大きく、色覚障害の人にも読みやすいユニバーサルデザインを採用。担当者は「スマホや自宅から手続きができるサービスもある。それぞれの人に合った選択肢を増やすことで市民サービスの向上につながれば」と期待を寄せた。

© 株式会社タウンニュース社