BEVをより身近に! BYDが認定中古車制度の運用を全国52 拠点で取り扱い開始

BYDオートジャパンは2024年4月19日、日本国内で販売するBYD全モデルを対象にした「認定中古車制度」を新たに構築し、全国52拠点のBYD正規ディーラーで取り扱いを同日より開始することを発表した。

BEVライフを始めるもう一つの選択としてBYD中古車もありかも

2022年に続き、2023年も電気自動車販売台数世界ナンバー1を獲得したBYD。日本では2023年1月よりミドルサイズSUV「BYD ATTO 3(アットスリー)」を導入したのに続き、2023年9月よりコンパクトBEV「BYD DOLPHIN(ドルフィン)」発売している。

さらにこの2車種に加えて、2024年年央にはハイエンドBEVセダン「BYD SEAL(シール)」を発売開始予定と、世界での勢いに乗って日本でも攻勢を続けている。

BYD ATTO 3は全長4455×全幅1875×全高1615mmのミドルサイズSUV。2024年3月1日に内外装色の追加やタッチスクリーンを大型化したほか、ソフトウェアもアップデートしている。
BYD DOLPHINは、全長4290×全幅1770×全高1550mmのコンパクトEV。日本市場向けに全高を1550mmに調整しており(他市場は全高1,570mm)、日本の一般的な機械式駐車場が利用可能だ。

そんなBYDの日本法人となるBYD Auto Japan(ビーワイディーオートジャパン、以下、BAJ)は、日本でのBEVの販売ネットワークを拡充するべく、「認定中古車制度」を新たに構築し、全国52拠点のBYD正規ディーラーで取扱いを開始する。

また、本制度の運用開始にあわせてBYDオフィシャルホームページ内に「認定中古車専用サイト」を開設した。

現在、ATTO 3は450万円~、DOLPHINは363万円と、同じクラスのBEVと比較すると価格は安く設定されているが、認定中古車制度を導入することで、安心の保証付きでありながらよりリーズナブルな価格で購入することができ、BEV市場の拡大が期待される。

販売モデルは、日本で現在発売中のミドルサイズSUV「BYD ATTO 3(ビーワイディー アットスリー)」と、コンパクトBEV「BYD DOLPHIN(ビーワイディードルフィン)」を取り扱い予定だ。

<BYD 認定中古車の適用条件>

⚫ 初度登録から4年未満かつ走行距離5 万キロ以内(2024 年時点)
⚫ 新車登録から整備記録簿あり、修復歴・改造がない車両、レース使用車両は不可
⚫ BYD Auto Japan が正規に輸入車した車両であること
⚫ 正規ディーラーで全ての定期点検・車検を受けていること
⚫ 事故車(修復歴車)の定義は日本自動車査定協会基準に従う

<BYD 認定中古車の点検・保証項目>

⚫ 点検内容:12 か月点検相当
⚫ 保証期間:新車保証+1年(最大で初度登録から5 年間保証)
⚫ 走行距離:無制限(高電圧部品保証を除く)
⚫ 保証内容:新車延長保証に準ずる
⚫ 交換部品:詳しくはBYD 認定中古車専用サイトに掲載。

BYDのブレードバッテリーは安心・安全

リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているBYDのブレードバッテリー。

BYD各モデルの駆動用バッテリーには、同社が独自に開発した「ブレードバッテリー」を搭載して
いる。その大きな特徴として、多くのBEVが搭載する三元系リチウムイオンバッテリーと異なり、
正極側(+)に安価で電気的安定度が高いリン酸鉄を用いることで、バッテリー内の熱暴走が極めて
少ないという利点がある。

さらに自社の実験施設で4,500 回もの(0~100%)充放電に耐えうる耐久性を備えるなど、安全性と機能性の双方を兼ね備えている。

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