FA杯決勝進出も…ペップは日程への不満を強調「普通のことではない」

マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、試合日程への不満を口にした。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

FAカップ準決勝が20日に行われ、マンチェスター・シティはチェルシーと対戦。拮抗した一戦は、84分にベルナルド・シルヴァが決めたゴールが決勝点となり、1-0で勝利し、2年連続で決勝進出を果たした。

FAカップ連覇まであと一歩に迫ったマンチェスター・シティだが、17日にチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグでレアル・マドリードと対戦しており、PK戦を含め120分を戦った後、中2日でチェルシー戦を迎えていた。

15日にプレミアリーグ第33節でエヴァートンと対戦していたチェルシーも中4日だったのに対し、FAカップ準決勝もう1試合のコヴェントリー(2部)とマンチェスター・ユナイテッドの一戦はどちらも前試合が13日と中7日で21日に試合が予定されている。

試合後、グアルディオラ監督は連戦が続いているなか、ミッドウィークに試合がなかったチーム同士の試合がなぜ自分たちよりも1日後に開催されるのか理解できないことを強調した。

「今日、私たちをプレーさせたことは受け入れらない。選手たちの健康を考えれば不可能だ。普通のことではない。マドリーの感情を相手に120分間を戦って、あのような負け方をした。この国にとってこれ(FAカップ)が特別であることはわかっているが、これは選手たちの健康のためだ。私たちが今日、どうやって生き残ったのか理解できない」

さらに、当局に問題提起をしたかと聞かれたグアルディオラ監督は「要求したら何かが変わると思うか?」と語りながら、次のように続けた。

「ここで言うことが私にある唯一の力だ。なぜ明日プレーするのではダメなんだ? チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、コヴェントリーはミッドウィークには試合をしていないのにね」

「私はよく考えた。2シーズン前も水曜日にドルトムントとプレーして、土曜日に(FAカップ準決勝で)リヴァプールと対戦したことを覚えている。彼らはハーフタイムの時点で0-3とリードしていた。粉々にされたよ」

「精神的に回復することは難しい。ロドリの今日のプレーぶり、数週間離脱していたカイル(・ウォーカー)、彼らがどうやって生き延びたのか私には理解できない。私たちはフットボールをプレーしたい。プレーするのが大好きだが、あまりにも多すぎる。だが、私たちはトロフィーを守るためにここに来た。彼ら(チェルシー)はトランジションで私たちを破壊した。試合は接戦だった。延長戦はやめてくれと思っていたよ」

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