FA杯敗退にチェルシー指揮官「よく戦った」…際どいPK判定にも言及

チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、マンチェスター・シティ戦を振り返った。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

FAカップ準決勝が20日に行われ、チェルシーはマンチェスター・シティと対戦。何度か決定機を迎えたものの、決められずに進むと84分に決勝点を許し、0-1で敗戦。カラバオ・カップに続いての決勝進出とはならなかった。

試合後、ポチェッティーノ監督は「フットボールで最も重要なことは冷静になることと、失点をしないことだ。私たちはよく戦ったけど、フットボールにおいてそれを測ることは難しいので、私たちの方が優れていたとは言えない」と振り返りながら、次のように続けた。

「重要なことは私たちが競争できたということだ。このように戦うためには試合からポジティブなことを取り入れる必要がある。このタイプのグループの選手たちはこのタイプの瞬間が必要だ。ポジティブなことを取り入れて、改善する必要のある部分を組み立てなければならない。今は最高の形でシーズンを終えて、来シーズンどうすればより良くなるかを話す時だ」

なお、この試合ではFKの場面でペナルティエリア内で壁に立っていたジャック・グリーリッシュの手にボールが当たっていたのではないかと話題になっているプレーもあった。チェルシー側は猛抗議したものの、PKは与えられず、CKにもならず、ゴールキックから試合再開となっていた。

この判定について聞かれたポチェッティーノ監督は「タッチラインからそれがPKかどうかを確認するのは難しかった」と言及しつつ、「私が(審判と)話していたのはスタッフがあれはPKだと言ったからだ。私は彼に『テレビでPKかを確認しに行ったらどうか?』と言っただけだ。見たところPKだと思うが、進むしかない」と判定への不満を口にした。

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