中国浙江省のGDP、1~3月は6.1%増

中国浙江省のGDP、1~3月は6・1%増

浙江省の義烏西駅を出発する「中欧班列」X8020便。(資料写真、義烏=新華社配信/時寛兵)

 【新華社杭州4月21日】中国浙江省統計局が19日に発表した同省の第1四半期(1~3月)の域内総生産(GDP)は前年同期比6.1%増の2兆100億元(1元=約21円)で、伸び率が2023年通年を0.1ポイント上回った。

 農林畜産漁業の増加値(付加価値額)は3.9%増の365億元となった。野菜の生産量は1.8%増の473万トン、豚肉は13.2%増の22万トン、遠洋漁業は7.0%増の21万5千トンだった。

 工業増加値は7.3%増の5172億元となった。うち一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値は8.2%増で、伸び率が23年を2.2ポイント上回った。自動車、化学原料、化学繊維、繊維製品、コンピューター・通信・電子など11業種はいずれも2桁増だった。サービス業の増加値は5.5%増の1兆1900億元となった。

 社会消費財小売総額は5.9%増の7942億元となった。消費分野別では、飲食収入が13.9%、商品小売が5.0%それぞれ増加した。

中国浙江省のGDP、1~3月は6・1%増

浙江省杭州市の銭江新城と銭塘江の夜景。(資料写真、杭州=新華社記者/王鵬)

 固定資産投資は6.9%増で、伸び率が23年を0.8ポイント上回った。うち製造業は11.7%増で、伸び率が投資全体を4.8ポイント上回り、全体の伸びを2.8ポイント押し上げた。民生分野の投資は続き、公共サービスが19.3%増、インフラが13.7%増だった。

 消費者物価指数(CPI)は0.1%低下した。うち食糧(穀物、豆類、芋類)は1.8%上昇し、野菜は7.8%、豚肉は9.8%それぞれ低下した。都市部調査失業率の平均値は4.5%で、前年同期の4.8%を下回った。都市部の新規就業者数は29万8千人。住民1人当たり可処分所得は2万1352元で、物価変動の影響を除く実質で6.0%増となった。

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